16日午後、ミナス・ジェライス州モンテス・クラーロスで草サッカーをしていた25歳男性が、審判をしていた47歳の男性にナイフで刺され、重傷を負う事件が起きた。17日付G1サイト(1)が報じている。
事件は同市ヴィラ・オリヴェイラ区のグラウンドで行われた試合で起きた。この試合で審判がペナルティ・キックの判定を下したところ、判定を不服とした男性やチームの同僚が審判に詰め寄り、口論の後、複数の選手が審判に殴りかかったりする事態となった。
喧嘩がおさまらないのを見た審判の息子で14歳の少年が、魚屋が使うタイプのナイフを父親に渡すと、審判の男性が選手を追いかけ、数回刺した。
審判の手に凶器があることや、選手が刺されたことに気づいた人たちが大声を出したため、審判の男性と息子は車で逃亡したが、駆けつけた軍警がしらみつぶしに探し、逮捕された。彼らは正当防衛を主張しており、車の中にあったナイフは押収された。審判とその息子は取り調べの後、釈放された。
被害者の男性は現場にいた人たちの手で病院に運ばれたが、詳しい病状は伝えられていない。