22年研修生ら研修成果を発表=ブラジル日本交流協会

報告会参加者ら

 ブラジル日本交流協会(神戸保会長)は3月4日、「22年度研修生帰国報告会」をオンラインと対面のハイブリッド方式で開催した。
 報告会では研修生の石山恵生さん(いしやま さとみ、23歳、研修先:ヤマト商事)、上野晏さん(うえの あん、23歳、アルモニア学園)、尾曾菜穂子さん(おそ なおこ、23歳、ピラール・ド・スール日本語学校)、野口くるみさん(22歳、HOSS建設)、高橋寧緒さん(たかはし ねお、27歳、郵船ロジスティクス)が発表を行った。
 サンパウロ市の会場には約30人が集まり、オンラインでは、日本や海外在住の同協会OB、関係者ら45人が参加した。
 研修報告を行った石山さんは「自分を見つめ直し、成長させてもらった1年だった」と総括。上野さんは「支えられた多くの人に心から感謝しています。帰国後もこの経験を活かして精一杯頑張りたい」と語った。尾曾さんは「この経験を活かして、他国でも活躍したいです。もう少し冒険します」と述べ、野口さんは「本当に濃い一年でした。絶対にまたブラジルに戻ってきます」、高橋さんは「今回の研修を活かして、将来は人と人、国と国を繋げるような人間になりたい」と語った。
 神戸会長は「研修を無事に終えられたのは多くの人が支えてくれたおかげ。帰国後もそれを忘れずにいて欲しい。今後は研修生としてではなく、OBとして一緒に協会の活動を盛り上げていきましょう」と述べて会を締めくくった。
 報告会後は、送別懇親会が行われ、一同は親交を深めた。
 同協会は1981年から研修派遣事業を行っている。コロナ禍で20年、21年の派遣事業は中止され、2年ぶりの研修生派遣となった。

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