【25日の市況】欧米の景気後退懸念とコモディティの下落でボベスパ指数(Ibovespa)0.70%下落、ドルは0.47%上昇

 25日(火)のIbovespaは0.70%安の103,220ポイントで取引を終えた。ブラジル証券取引所の主要指数は、大部分が国外の動きに追随した。

 ニューヨークでは、ダウ・ジョーンズ、S&P500、ナスダックがそれぞれ1.02%、1.58%、1.98%下落した。国債利回りが低下しても、2年物は21.3bp、3.394%に、10年は12.1p、3.394%に下落した。
 ノモスのエコノミスト兼パートナーであるAlexsandro Nishimuraは、「ニューヨークでは、企業のバランスシートや弱い経済指標が発表され、世界の経済活動に疑念が生じたため、株価指数が下落しました」と説明する。
 米国で金融機関のバランスシートが発表された後、金融セクターの健全性に対する懸念が再び高まったという見方がある。恐怖の指数とされるVIXは11.07%上昇し、18.76ポイントとなった。今年初めにすでに問題を提示していたファースト・リパブリック銀行の株価は、同銀行が前日に発表した第1四半期の決算を受けて49%以上下落した。
 また、昨日、シカゴ連邦準備制度理事会の国民活動指数は、安定を期待していたコンセンサスを下回る数字となり、3月に0.19%の低下をもたらした。
 「Ibovespaは、今日のセッションを通じて、外国為替市場と一致し、主にコモディティに関連する銘柄に引っ張られて下落で推移した。世界的な景気後退の懸念と、これは強烈な後退、特に鉄鋼や鉱業など、それらにリンクされたセクターの株式に影響を与えることに終わるコモディティの需要の低下の予測が高まっている」とXPの投資アナリスト、Leandro De Checchiは述べている。   
 ヴァーレ(VALE3)の普通株は2.72%、CSN(CSNA3)は2.56%、CSNマイニング(CMIN3)は3.17%下落した。大連証券取引所で取引された鉄鉱石は1.86%下落し、711.00元、102.83米ドルと同等だった。
 「前日まで為替相場に大きな変化がなかったのに、今日は世界的にドルが上昇しました。UBS、サンタンデール、ファースト・リパブリック・バンクの決算が再び警告信号を発し、銀行セクターの危機の亡霊が市場に恐怖を与えています」と、B&Tの北・北東部外国為替責任者のDiego Costaは明かしている。

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