パラナ州=65歳市長が16歳女性と結婚=入籍翌日に義母を文化観光局長に任命で物議

 パラナ州で、65歳の市長が16歳になったばかりの女性と結婚し、彼女の母親を文化観光局長に就任させたことで、不正な縁故採用などが疑われている。25日付G1サイト(1)などが報じている。
 問題となったのはパラナ州クリチーバ大都市圏アラウカーリアのイサム・フセイン・デハイニ市長で、12日に前日16歳になったばかりの女性と結婚した。ブラジルでは、親権者などの正式な許可があれば16歳から合法的な結婚が認められる。

 さらに、13日付官報に、夫人の母親(義母)のマリレーネ・ローデ氏が同市の文化観光局長に選ばれたことが掲載された。
 これを巡り、「縁故採用ではないか」との声も上がっているが、市は「マリレーネ氏はこの分野において26年のキャリアをもっている」とし、就任に問題がないと主張している。マリレーネ氏は市職員だったが、2021年8月に市役所の補佐官に選ばれ、その3日後に市長付特別補佐官に再指名された。また、5カ月後の今年1月には市教育局の副局長に就任していた。
 マリレーネ氏の姉妹のエリザンジェラ氏も1日付で市役所の事務局長となっている。
 デハイニ市長の夫人は、昨年のミス・アラウカーリアの10代の部で2位となっている。

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