ルーラ政権は3日、米国、カナダ、オーストラリア、日本に対する渡航の際のビザの免除が10月1日より失効することを発表した。3日付G1サイト(1)などが報じている。
これは、3日付連邦政府官報に掲載された大統領令によって明らかになった。この件はルーラ大統領が3月に明らかにしていたが、それが具体的な期日を伴って発表された。
この4国のビザ免除は、ボルソナロ前大統領が当時のトランプ大統領を訪問する直前に定めたもので、180日以内の観光はビザを不要としていた。
だが、これらの国ではブラジルからの観光客がビザ免除とならず、これが「対等」を原則とするブラジル外交に反すること、さらに、ビザ不要との政策を採用してからも、対象とした国からの観光客が増えなかったことが撤回の決め手となった。