政府、実業界関係者らによる日伯賢人会議が4月10日にリオ・デ・ジャネイロ市で行われ、翌11日には、ブラジリアのプラナルト宮殿にてアルキミン副大統領を交えて実施されたとGov・brサイト(1)などが報じた。
会議では、両国間におけるエネルギー分野への投資促進や、南米南部共同市場(メルコスール)と日本の通商協定の推進、両国間観光ビザ免除についてなどが話された。
ブラジリアでの会議には、アルキミン副大統領、西森ルイス連邦下院議員、リオ州工業連盟会長エドゥアルド・エウジェニオ氏、トヨタ、日本製鉄、三井グループ代表者らが出席した。
エドゥアルド会長は「ブラジルは資源とエネルギーを生み出すポテンシャルがあり、日本の技術と組み合わせれば、国外への水素輸出を促進できる」と語った。
アルキミン副大統領は「現政権が取り組む関税システムの改善により、今後は国外からの投資誘致が進むと見込んでいる。ブラジルは環境保護と気候変動対策の責務がある」と語り、日本との関係発展に期待を寄せた。