リオ州ペトロポリス市で9日未明、二つのバス会社が共同で使っている車庫で火災が起き、多数のバスが炎上したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
火災が発生したのは1時30分頃で、ペトロ・イタ社とカスカチーニャ社が共同で使っている車庫から出火。消防が駆けつけて消火活動にあたり、3時20分ごろには鎮火したが、車庫に入っていた多数のバスが炎上し、甚大な損失が生じた。炎上したバスは当初、約90台と報じられたが、同日10時に更新されたアジェンシア・ブラジルの記事によると78台となっている。
ペトロポリス市のバス会社の組合は犯罪行為によるものとの見解を表明しているが、警察や消防はまだ、犯罪行為か否かに関するコメントを避けている。
ペトロ・イタ社とカスカチーニャ社は緊急体制をとり、9日の業務を実施したが、午前10時の時点ではまだ、損失額などは報告されていない。
この2社は同市内のバスの運行の約40%の責任を負っており、バス会社の組合の助けを借りるなどして、市民の必要に応え続ける方法を探している。
同市市役所も同日、市検察局を動員して、出火原因の調査などを行う意向を表明した。