ロマーリオ、政界でベベットと対立=94年W杯優勝コンビも

 1994年のサッカーW杯でフォワードのコンビだったロマーリオとベベットが、政界で相手を罵る間柄になっていることが明らかになり、話題を呼んでいる。10日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
 ロマーリオとベベットといえば、94年W杯アメリカ大会でブラジル代表のフォワードの2トップを組んだことで知られている。
 だが、現在は両者とも政界に入り、いがみ合っている。ことの発端は昨年の上議選だ。
 ロマーリオが自由党(PL)から出馬した際、社会民主党(PSD)所属のベベットはアンドレ・セシリアーノ氏(労働者党・PT)を支持した。
 ロマーリオは再選を果たしたが、ベベットを許すことができず、「裏切り者」と呼んでいる。「友情を築いてきたのに悲しい。彼が一方的に裏切った」と語っている。
 それに対し、ベベットは「裏切り者なんて何様だ? 年をとって頭が硬直化したな」とロマーリオを責めている。彼は「ロマーリオに誘われ、2017年にポデモスに党籍を移した。すると、2021年に彼は何も言わずに、いきなりPLに移籍した。裏切り者はどっちなんだ」と不満を語っている。
 ベベットは昨年までリオ州議を3期務め、昨年、党籍を移した。移籍先のPSDは、ルーラ氏(PT)を支持するエドゥアルド・パエス・リオ市長の所属党だった。

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