Ibovespaは木曜日(11)、主にペトロブラス(PETR3;PETR4)の株式の助けを借りて108.256ポイントに、0,75%高で閉じた。ブラジル証券取引所の主要指数は、6取引日連続の高値となり、またもや国外の動きと乖離した。
ペトロブラスの普通株は2.40%、優先株は3.64%それぞれ上昇した。Ibovespaに関連する重みを持っている株式の高値は、石油会社が247億レアルの第1四半期の配当を発表した後に来た。連邦政府が配当配布の政策に介入するという恐怖が現時点ではなくなったからだ。
ノモスのエコノミスト兼パートナーであるAlexsandro Nishimuraは、「Ibovespaは、国際指標に続いて下落して始まりましたが、徐々に回復し、午後半ばにはペトロブラスの株価が上昇し、プラス圏に浮上しました」と説明する。「午後には、取締役会が第1四半期決算に関連する240億レアルの配当支払いを承認したというニュースがあり、石油会社の株価は勢いを増しました」
石油会社の株価は、ヴァーレ(VALE3)や鉄鋼・鉱業部門の他の企業の株価下落の重さを何とか持ちこたえた。
「中国のCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)が世界的な景気減速を示した後、コモディティの下落に伴い、ヴァーレと鉄鋼会社の株価がマイナスになりました」とノモスの専門家は述べている。
中国では、4月の消費者物価指数が前月比で0.1%低下した。米国では、同月のPPIが0.2%の上昇となり、コンセンサスの0.3%を下回った。
ブレント原油1バレルは1.19%下落し、75.50米ドル。大連で取引される鉄鉱石は3.5%後退し、1トンは101.05米ドルで取引された。
インターのチーフストラテジスト、Gabriela Joubertは、「今日の取引では、中国からのニュースが、主に鉄鋼、鉱業、食肉加工分野の輸出企業の役割に強いマイナスの影響を及ぼした」と述べている。
「政治的なシナリオも少しは助けになる。エレトロブラスの再編成や衛生枠の変更など、市場からの評価が低いいくつかの試みに対して野党が行動を起こしたが、来週行われるはずの財政枠組みに関する投票の流れは変えなかった」と専門家は付け加えた。
一方で、ペトロブラスの配当発表で分かった連邦の非介入は、石油会社の最大の株主であり、その結果、一番その利益を享受する連邦の会計に恩恵を与えることも意味する。
ブラジルのイールドカーブは、全体として下落した。2024年のDIのレートは1ベースポイントを失い、13.25%に、2025年のDIは、4準備、11.64%に後退した。2027年の契約は12.5ポイント減の11.34%、2029年の契約は13ポイント減の11.72%になった。2031年のDIは17ベーシスポイント減の11.96%となった。
米国では、生産者インフレ率のデータが弱かったため、国債の利回りも後退した。10年物は5ベーシスポイント減の3.386%、2年物は1ポイント減の3.904%となった。
しかし、ブラジルでは、イールドカーブの緩和よりも景気後退への懸念の方が重くのしかかった。より「実体経済」企業が参加する指数のダウ・ジョーンズは0.66%、S&P500は0.17%下落した。テクノロジー企業、つまり成長企業を含むナスダックは0.18%上昇した。
ドルは世界的に強さを増し、アメリカの通貨と先進国の通貨のパフォーマンスを測るDXYは0.60%上昇し、102.08ポイントとなった。一方、レアルに対しては、買いが4.936レアル、売りが4.937レアルと0.27%下落した。