日本の一般社団法人ラテンアメリカ協会(佐々木幹夫会長)は6月2日午前10時から11時30分(日本時間)、前川正雄前川製作所名誉顧問を講師に招いて、オンライン講演会「前川製作所の海外展開、特にラテンアメリカでの事業への取組みと今後」を会議アプリ「Zoom」上にて行う。申し込み期限は5月30日まで。
前川製作所は1924年に創業し、産業用冷凍機メーカーとして1964年にメキシコへ進出した。現在は世界49カ国に事業展開し、最大の海外拠点はメキシコだが、2番目はブラジル。海外社員約2400人中、約1300人がラ米地域に所属している。
講演者の前川氏は公益財団法人「和敬塾」の塾長を務め、2003年には埼玉県の経営者顕彰事業で渋沢栄一賞を受賞している。
前川氏はラ米地域での事業成功には、日本文化とラ米文化を融合した共同体構築が必要であり、大きな変動期に入った昨今の世界では、次世代型の対応力を持った企業組織の構築が重要課題であるとしている。
参加費は会員、大学、大学院生無料。一般参加者は1千円。申し込みは協会サイト(https://latin-america.jp/seminar-entry)から行う。
ラテンアメリカ協会は、ラ米諸国との交流推進と国内外への関連情報の発信を行っている。会員には駐日ラ米各国大使館やラ米関連企業関係者ら約400人の個人、団体がいる。