在サンパウロ日本国総領事館の安全情報によると、4月29日午後3時頃、サンパウロ市ビラ・マリアナ区ドトール・ニコラウ・デ・ソウザ・ケイロス街73番地付近で日本人駐在員がスマートフォンのひったくり被害に遭った。
被害者は、前述地点の店舗前の路上ベンチに座っていたところ、自転車に乗った賊がベルゲイロ街側から猛スピードで出現。被害者が手にしていたスマートフォンを奪い、ドトール・ニコラウ・デ・ソウザ・ケイロス街方面を下って逃走した。犯行は一瞬の出来事で、被害者に人的被害はなかった。被害品はスマートフォンのみ。
総領事館では、スマートフォンを狙った窃盗被害が多発しているとして、屋外での使用はできる限り避け、必要な場合は付近の建物内に入って使用すること。安全そうに見える状況でも賊はどこからどのような形で現れるか分からないため、周囲の状況を確認し、警戒を怠らないように気を付けること。事件に巻き込まれた際は、抵抗すると命の危険もあることから、素直に犯人の要求に従い、逃走・抵抗またはそれと誤解されるような素早い動きは絶対にしないことなど、注意を呼びかけている。