ジャズギタリストの金田聖治さんが４月２８日夜、サンパウロ市リベルダーデ区の曹洞宗南米別院佛心寺で音楽コンサートを行った。都会の喧騒を忘れさせる本堂の静けさの中、繊細な音色が心地よく響いた。
コンサートでは、金田さんが昨年発表したオリジナルアルバム「ＵＭ」の曲目を中心にノエル・ホーザの『Feitiço da vila』など十数曲を披露。ゲスト出演したピアニストのラファ・カストロさんとのセッション演奏も行った。
会場には約６０人が来場。来場した音楽家のセルジオ・レオーニさん（５６歳）は「披露された楽曲はどれも上品な調和を感じさせ、お堂は美的な空間になっていた」と感想を語った。
コンサート開催に協力した佛心寺の田原良樹書記は「とても良いコンサートでした。金田さんの演奏で日ごろのストレスが癒されたという方もいらっしゃり、佛心寺として開催協力できよかったです」と述べた。
コンサート後、金田さんは「ありのまま、わがままな演奏を気持ちよくさせてもらえた。成長につながる新たな発見もできたので、今後の音楽活動に活かしていきたい」と語った。
