性別記載欄がなくなる=新身分証明書の変更点

 現在発行されている身分証明書(RG)に替わる新たな身分証明のカードには性別の記載欄がなくなることが明らかになった。19日付G1サイト(1)(2)などが報じている。
 RGに替わる新身分証明書「全国身分証明カード(CIN)」に関して、公共サービス管理革新省が19日に発表したところによると、新しい身分証明書には性別の記入欄がなくなるという。また、従来は「社会的な名前(通り名)」と「登録名(正式な名前)」の二つに分けられていた名前の欄が一つになることが発表された。この変更により、名前の欄に記載されるのは、CIN作成時に本人が申告した名前となる。
 これは、ボルソナロ政権で導入した際に決められたレイアウトへの批判を考慮し、人権市民省の要望に応えた変更だ。記載項目への批判は連邦検察庁やLGBT団体からのものが大半だったという。
 今回のCINのデザインは連邦政府が創設した対策グループが作ったものだ。
 CINは既に12州で発行が始まっているが、新たな変更点は6月に発行される連邦官報に掲載後、有効となる。11月までには全州でCINが発行されるようになり、州ごとに違うRGを持つことによる混乱や犯罪行為は減少すると見られている。

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