ブラジル福島県人会(佐藤フランシスコ紀行会長)は6月3日10時30分から12時、サンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua da Gloria, 721)で、同県出身の野口英世博士(1876―1928年)についての講演会を行う。入場無料。講演はポ語。
野口博士は世界的な細菌学者で、ちょうど100年前の1923年に調査のために来伯した。講演は来伯100周年を記念して、その業績を振り返るために企画された。
講演者は元連邦警察署長で日系移民史研究家の池田マリオさん。マリオさんは子供の頃、祖父から野口英世の話を聞いて興味を持ち、長じてからは野口博士がブラジルで訪れた場所を巡って資料を集めたという。
福島県にある野口英世記念館では、同じく100周年記念として展示会「黄熱病原体をもとめて中南米への遠征」を4月1日から開催中だ。
佐藤会長は「移民史の貴重な話が、いろいろと伺えると思います。ぜひおいでください」と呼びかけている。