27日から28日にかけて、コンサートを中心としたサンパウロ市恒例の24時間連続の文化イベント「ヴィラーダ・クウツラル」が開催され、国内を代表する人気アーティストたちが数多く出演する。その見どころを26日付G1サイト(1)などが報じている。
パンデミック明け2年目の今年はブラジル各地でコンサート事業が活発化しているが、ヴィラーダも例外ではなく、セントロ(市中央部)御茶ノ水橋近くのヴァーレ・ド・アニャンガバウーのメイン会場を中心に、市内各地で注目のアーティストが目白押しだ。
メイン会場では27日20時、人気急上昇中のドラッグ・クイーン歌手、グロリア・グルーヴで幕を開ける。
メイン会場では28日13時30分にも、90年代に一世を風靡したカルリーニョス・ブラウン、16時には70年代から活躍している大ベテラン歌手アルセウ・ヴァレンサが出演。18時からのトリは、美貌でも注目されている黒人女性歌手イザが務める。
メイン会場以外の27日の見どころのひとつは東部イタケラ会場で、人気上昇中のラップ歌手バコ・エシュ・ド・ブルースが17時から出演。南部パレリェイロス会場ではサンバ歌手のジオゴ・ノゲイラがサンバの大御所だった父、故ジョアン・ノゲイラに捧げるショーが17時から。ファンキ界の人気者、MCビン・ラディンは南部カンポ・リンポで20時に出演する。
28日は北部ブラジランジアのステージで国内屈指の実力派ラップ歌手、エミシダが17時に出演。西部ブタンタン会場ではベテラン・パンク歌手のスープラ(14時)、人気女性ポップ・デュオのアナ&ヴィトリア(15時)、現在新作アルバムが大ヒット中の女性歌手マリーナ・セナ(17時)と、メイン会場に負けない豪華な顔ぶれが揃っている。
また、カンポ・リンポやブラジランジアに加え、東部サンミゲル、南部インテルラゴス、東部Mボイ・ミリンでは子供を対象としたショーも行われる。
市立劇場をはじめとした市内49の文化施設でも、特別企画が組まれている。