アマゾンでCOP30初開催=ルーラ「現地を広く知って」

 連邦政府が26日、2025年に開催される第30回の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)の開催地が伯国のパラー州ベレン市に決まったと発表したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
 ベレン市がCOP30の開催地に立候補することは、ルーラ大統領が大統領選で当選した直後の昨年11月に開催されたエジプトでのCOP27に参加した際に表明された。今年1月には正式に立候補することが国連に伝えられた。
 今回はこの申し出が受け入れられ、法定アマゾン内にあるベレンが開催地に決まったことが正式にアナウンスされた。
 開催地決定のアナウンスはビデオで行われ、マウロ・ヴィエイラ外相が国連が5月18日にベレンを開催地として承認したと語った後、パラー州のエルデル・バルバーリョ知事が「とても喜んでいる」「ブラジルは備えができていることを示す責任と、我々の地域がアマゾンの住民と環境への敬意を調和させるという環境上の課題に関する責任が増大する」と語った。
 ルーラ氏は「エジプトやバリ、コペンハーゲンでのCOPに参加してきたが、どの会議でもアマゾンのことばかり話していた。それならば、何故アマゾンでCOPを開き、アマゾンの川や森林、動植物を含め、アマゾンのことをより広く知ってもらいたいと考えた」とし、COP開催は「パラー州民、ベレン市、ブラジルにとってとてつもなく良い知らせ」と強調した。

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