ルーラ大統領は26日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、プーチン氏からの誘いであるロシア行きを断った。同日付G1サイト(1)が報じている。
これはルーラ氏がこの日にSNSで明らかにしたものだ。それによると、ルーラ氏は「6月14日から17日にサンクトペテルブルクで行われる予定の国際経済フォーラムには出席できないと伝えた」という。
ルーラ大統領はロシアのラヴロフ外相を通じて、このイベントに参加するよう依頼されていた。
また、ルーラ氏はこの電話でプーチン氏に対し、ウクライナとロシアの問題に関して、「これまでと同じ立場を貫いており、中国やインド、インドネシアと同様に、ウクライナとロシアが和平に向けて話し合いを行うことを求めている」と伝えたという。
ルーラ大統領はこれまで米国やEUからのウクライナ支援の誘いを断り続けていることから、一部では親ロシア派と見なす向きも存在している。