北朝鮮拉致問題=『めぐみの誓い』上映会=山形県人会館で10日

左から多田さん、鹿田さんと足立さん

 拉致失踪会ブラジル支部は10日午前10時、サンパウロ市リベルダーデ区の山形県人会(Av.Liberdade,486–Sala 24/25/26)で北朝鮮による拉致問題を描いた映画『めぐみの誓い』(日本語、本編102分+メイキング12分)の上映会を行う。入場無料。
 上映会案内のため、拉致失踪会ブラジル支部の鹿田正人さん、足立和子さんと多田恵子さんが編集部を訪れた。
 拉致問題は1950年頃から続いており、特定失踪者問題調査会はこれまでの拉致被害者数を約300人、疑惑者を約200人としている。警察庁は拉致被害疑惑者数を約880人としているという。
 『めぐみの誓い』は13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの事例を中心に、日本人拉致被害者の北朝鮮での過酷な生活や残された家族の苦悩や問題解決に向けた闘いが描かれる。
 鹿田さんは「拉致問題は、解決に向けて動き始めてからすでに50年以上が経っています。上映会を機に、拉致問題の現実を知ってもらいたい」と来場を呼び掛けた。

最新記事