10日、欧州のサッカーのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝の「マンチェスター・シティ対インテル・ミラン」戦開会式で、ブラジルの女性歌手アニッタが歌を披露。彼女はそこで、人種差別被害を受けているヴィニシウス・ジュニオル(レアル・マドリッド)への連帯を示すメッセージを送り、話題を呼んだ。10日付グローボエスポルテなど(1)(2)が報じている。
チャンピオンズ・リーグの決勝戦は世界中で約4億人が見るともいわれる世界のサッカーで最も観戦される試合の一つで、その試合前のパフォーマンスにアニッタがブラジル人歌手としても、南米の女性歌手としても初抜擢された。彼女は南米一を争うリベルタドーレス杯の決勝では2度、歌を披露している。
ナイジェリアの歌手、バーナボーイと共にトルコのイスタンブールのアタチュルク・スタジアムに現れたアニッタは、青のスポーツウェアを着て登場。シャツの背中側には「VINI JR」と、スペイン・リーグ「ラ・リーガ」の試合で人種差別被害を受けているヴィニへの連帯を示すメッセージが書かれていた。この姿はSNSでも拡散されたが、これに対し。ヴィニも「アニッタ、愛してる」と返し、話題となった。
試合は1―0でマンチェスター・シティが勝ち、同リーグ初優勝を飾った。