17日、スペインでサッカー・ブラジル代表(セレソン)の親善試合、対ギニア戦が行われ、セレソンが4―1で快勝した。17日付ランセ・サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
この試合では、スペインでセレソンの攻撃の主軸、ヴィニシウス・ジュニオルが所属のレアル・マドリッドの試合で黒人差別被害にあったことを受け、セレソン初の黒いユニフォームを着用。前半はそのユニフォームで試合を行った。
試合開始前のセレモニーで、ヴィニシウスが膝をついて祈るようなポーズをとったことも話題を呼んだ。
試合はセレソンのペースで進み、前半27分、初招集のジョエリントンがコーナーキックから得たこぼれ球を押し込み先制。3分後にはドリブルで切り込んだロドリゴがそのままシュートを決めて2点目。ギニアも36分に左からのクロスを高い地点からのヘディング・シュートで決めて1点を返したため、前半は2―1で折り返した。
セレソンがユニフォームを通常の黄色と緑のものに替えた後半は、再開早々、パケターの中盤からの長いクロスをミリトンがヘディングで押し込み、3点目。42分にはペナルティ・エリア内のマルコンへのファウルで得たPKをヴィニシウスが決めて4点目。セレソンはそのまま押し切って圧勝し、W杯後の初勝利を飾った。
セレソンの次戦は20日、ポルトガルのリスボンでのセネガルとの試合で、ブラジリア時間の16時に開始。グローボ局で生中継される。