県連日本祭り、7日から=今年のテーマは「もったいない」=郷土文化発信エリア新設=送迎バンはS・イミグランテス駅に

去年のメインステージで行われた太鼓の披露(提供写真)

 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、市川利雄会長)は7日~9日、サンパウロ市ジャバクアラ区のサンパウロ・エキスポ・エキシビション&コンベンション・センター(Rodovia dos Imigrantes, km 1,5)で「第24回県連日本祭り」を開催する。

 今年のテーマは「もったいない」。国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に呼応して設定された。会場では3R(リデュース:ごみの減量、リユース:再使用、リサイクル:再利用)をテーマにした展示が行われる。
 今年は各県の伝統文化を紹介する「都道府県スペース」を新設し、郷土文化に関するワークショップやプレゼンテーション、特産品販売を行う。
 漫画やアニメなどのポップカルチャーをテーマにした「アキバスペース」では、ポケモンカードなどで遊ぶ用のカードゲーム専用エリアを新設する。同エリアでは、カードの販売なども行われる。
 恒例の食事広場では、各県人会による郷土料理や県産品を使用した料理が販売される。
 メインステージではコロニア歌手や日本人歌手によるショー、伝統舞踊、太鼓など60以上の芸能演目が披露される。ブラジルミス日系コンテストやコスプレ大会も行われる。

客席での来場者らの様子(提供写真)

 文化スペースでは、生け花や茶道、書道などの日本文化体験ワークショップや、デモンストレーションが行われる。
 子供や高齢者のためのスペースも用意される。
 昨年までは無料送迎バスが、会場最寄りの地下鉄ジャバクアラ駅から発着していたが、今年は無料送迎バンが、地下鉄サントス・イミグランテス駅から発着する。運行時間は午前8時から午後10時まで。同駅にて日本祭りスタッフが乗車案内を行う。
 開場時間は、7日が午前11時から午後9時まで、8日が午前9時から午後9時、9日は午前9時から午後8時までとなっている。
 入場料は一人15レアル~40レ。8歳までの子共と65歳以上の男性と60歳以上の女性は入場無料。学生と講師は入場料半額。入場券はサイト(www.guicheweb.com.br/festivaldojapao)から購入可能。駐車場は車1台につき70レかかる。

 サビアの独り言

 カードゲーム専用エリアと「都道府県スペース」の新設は、県連が課題とする青年世代の取り込みに繋がるよい施策だ。人手不足に悩む県人会にはぜひこの機を活かして、日本に関心のある若者たちに母県文化の魅力を存分に伝え、県人会活動への参加にまでつなげて欲しい所だ。

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