サッカー=ブラジル代表の暫定監督に就任=フルミネンセのジニス監督

ジニス監督(Paulista FC Divulgação, via Wikimedia Commons)
ジニス監督(Paulista FC Divulgação, via Wikimedia Commons)

 ブラジルサッカー連盟(CBF、エジナルド・ロドリゲス会長)は代表チーム監督として、レアル・マドリード現監督のカルロ・アンチェロッティ氏を2024年6月から就任させると6月19日に発表したが、それまでの間、現フルミネンセのフェルナンド・ジニス氏を暫定監督として選任したと4日に発表した。4日付エスタード紙(1)(2)(3)などが報じた。
 ジニス監督はフルミネンセにおいて、昨年のブラジル選手権で指揮した38試合で21勝7分10敗という好成績を収めた。その結果、同チームは3位で終了し、リベルタドーレス杯のグループステージ進出を確実にした。
 ブラジル代表は22年W杯終了後にチッチ監督が辞めて以来、監督不在となっていた。ジニス監督による初招集は、今年9月に行われるワールドカップ予選1回戦のボリビア戦となる。契約期間は1年間で、フルミネンセに籍を置いたままの異例の同時就任となる。
 アンチェロッティ氏はクラブチームでの実績はあるが、代表チーム監督は本人が避けてきたと言われている。アンチェロッティ氏がブラジルの代表チーム監督に就任して最初に指揮を執る大会は、来年6月20日~7月14日に米国で開催されるアメリカ杯となる。
 アンチェロッティ氏の下でプレーをしたブラジル人選手は40人以上おり、彼を慕っている選手も少なくはない。ACミラン在籍時に指導を受けたロナウジーニョは、「彼は素晴らしい監督であり、偉大な友人であり、素晴らしい経験を持っている。ブラジルに多くのことをもたらしてくれると信じている」と語った。
 エベルトンで一緒だったリシャルリソンは、「彼のおかげで僕は選手として成熟できた。彼の家によくお邪魔し、公私共にパートナーとなり、息子のような間柄になった」とコメント。
 アンチェロッティ氏が就任すれば、ブラジル代表初の外国人監督誕生となる。

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