県連日本祭り開幕!=初日から客足好調=3日で20万人超えか

初日から来場客が殺到した郷土食スペース

 ブラジル日本都道府県人会連合会(市川利雄会長)主催の「第24回日本祭り」が7日、サンパウロ市ジャバクアラ区のサンパウロ・エキスポ・エキシビション&コンベンション・センター(Rodovia dos Imigrantes, km 1,5)で始まった。同祭は9日までの3日間催され、初日の7日は平日にもかかわらず、県人会の郷土食などを目当てに続々と来場者が訪れ、賑わいを見せていた。
 谷口ジョゼ県連副会長は「今年は昨年の初日より来場者が多い様子。このままいけば3日間で来場者が20万人を超えるかもしれない。ぜひ色々な方に来場いただき楽しんでもらいたい」と語った。
 同祭の幕開けを盛り上げるように、会場入り口からメインステージへ、気炎大鼓やパラーダ和太鼓が行進を行い、来場者の目を釘付けにした。
 若者の参加を促進するための「FJTAON」ブースでは、来場者に同祭のテーマである「もったいない」を楽しみながら理解してもらえるように空き缶をUFOキャッチャー利用券と交換できるなどの企画を実施している。
 今回はコロナ禍前と同じ規模での開催になった。会場は広く、歩き疲れた来場者のために設けられた休憩スペースには、身体と一緒に心も和むようにとゆったりと座れる畳スペースも用意された。
 県連日本祭りの目玉である郷土食スペースでは広島県人会による広島風お好み焼きや、福島県人会の喜多方ラーメン、熊本県人会の辛子レンコンなどが販売されているほか、岐阜県人会による鶏ちゃん丼、愛知県人会による味噌カツ丼、香川県人会の讃岐うどんなどが販売されており、郷土食を求める来場客が各県人会ブースの前で長蛇の列を作っていた。

 今年で2回目の日本祭り来場という天野なつみさん(42歳、東京都)は友人らと高知県人会の姿寿司と北海道県人会のイカ焼きなどを楽しんだ。天野さんは「どの郷土料理もおいしいです」と笑顔で感想を語った。
 郷土食スペースでは各県人会及び福祉団体が出品する料理一覧が載った案内誌が無料配布されている。レイコ・サケハマさん(67歳、2世)は「先に食事を済ませてから会場内を見ることにしているの。案内誌で事前に食べたいものがどこにあるか確認出来てとても便利」と日本祭りを楽しむコツについて語った。

Sイミグランテス駅から送迎バン

 昨年までは無料送迎バスが地下鉄ジャバクアラ駅から発着していた。だが今年からは無料送迎バンが、地下鉄サントス・イミグランテス駅から発着することに変更したので要注意だ。運行時間は午前8時から午後10時まで。

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