リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、矢野ペドロ会長)主催の第44回七夕祭りが15、16日、サンパウロ市リベルダーデ広場とガルボン・ブエノ街を中心に開催される。
案内に来社した山本玉喜副会長、市田イツ子理事、古野マサヨシ行事担当役員によれば、今年も例年通り63本の竹を沿道に立て、計210本の吹き流しを盛大に垂らす予定。
短冊は毎年、七夕祭りが終わってすぐに翌年分を作り始めるという。市田理事によれば「年末までは自宅で色紙を折って、年が明けてからそれを持ち寄って、月火水金の週4日、朝9時から午後2時半ごろまで7~8人が集まって吹き流しの形にします。みんなこれが楽しみでやっています」という。
今年も長崎龍踊り、シャンシャン傘踊り、パレーダ太鼓、リズム体操、レキオス芸能同好会、ラジオ体操、太鼓演奏、舞踊、バンド演奏など2日間にわたって42演目がリベルダーデ広場特設舞台上で披露され、大阪橋(ガルボン・ブエノ街)上に約30軒の屋台も並ぶという。日本の歌手、本間愛花さんのショーは16日12時25分からの予定。
恒例の短冊は1枚5レアルで販売。白は平和、ピンクは愛、黄色はお金、緑は希望、青は健康、赤は感謝の願い事を捧げる用のもの。古野さんによれば「一人で10枚買う人もいます。黄色が一番売れる!2番目は青。高齢者は青が多く、何か問題を抱えている人は白と緑ですね」と解説した。
山本副会長は「ぜひ皆さん、今年も七夕で日本の風情を楽しんでください」と来場を呼び掛けた。
昨年5月に池崎博文前会長が亡くなってから1年が経ち、矢野新会長は「できるだけ池崎会長時代と同じだけのイベントが実行できるように尽力する」と活動方針について語った。
開会式は15日午後2時からガルボン・ブエノ街の大鳥居下で行われる。舞台の見世物は9日午前10時半~午後6時。10日午前10時半~午後6時。