リオ市のエドゥアルド・パエス市長が12日、リオ市内の学校の食堂などで超加工食品を提供・販売することを禁ずる条例を裁可したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
超加工食品とは、防腐剤や着色剤などの工業用物質に加え、塩分や糖分、脂肪分を過剰に添加した食品を指す。同条例の目標は、子供達により健康的な食品を提供し、子供の肥満を防ぐことだ。
学校内で提供・販売することが禁じられたのはビスケット、工場で大量生産されたアイスクリーム、アメやそれに類するもの、砂糖を加えて加工したシリアルやシリアルバー、ケーキ、インスタントスープ、炭酸飲料やネクター、粉末ジュースなどの加糖飲料、砂糖や香料を加えたヨーグルトや乳酸菌飲料、冷凍食品、加水処理した植物油脂や砂糖などの製菓材料などとなっている。
この条例では、各々の学校がメニューや販売品目を調整するための期間として180日間を定めており、この期間を過ぎた後もこれらの品物を提供・販売している学校には違反通達を行う。通達から10日を過ぎても改善されない場合は警告を発し、それでも改善されない場合は、1日1500レアルの罰金を科すという。
条例を守っているか否かの監視は、市保健局傘下の衛生監視、人獣共通感染症監視および農業検査研究所が担当する。