サッカー=女子W杯も試合時間休み?=対応任意、男子同様の社も

マネ・ガリンシャで行ったチリとの親善試合後の女子代表チーム(Thais Magalhães/CBF)
マネ・ガリンシャで行ったチリとの親善試合後の女子代表チーム(Thais Magalhães/CBF)
黄色と緑で飾られた事務所(Medsystems/ Divulgação)
黄色と緑で飾られた事務所(Medsystems/ Divulgação)

 オーストラリアとニュージーランドでのサッカー女子W杯が20日から始まるのを受け、連邦政府が連邦公務員に対し、ブラジル代表の試合観戦のための勤務時間変更を認めると連邦官報に掲載したと18日付G1サイト(1)が報じた。
 この措置は男子W杯と同じで、試合が7時開始の日の勤務は11時から、8時開始なら12時からとなる。
 この措置は任意で、通常勤務か、勤務時間を変更するかは各自の判断に委ねられるが、勤務時間を変更した場合は年内に遅れて出勤した分を埋め合わせる必要がある。埋め合わせなかった場合は給与から差し引かれる。
 連邦自治体や市の公務員は各自治体の方針に従う必要がある。マラニョン州は既に同様の措置を発表済みだ。
 民間企業など各々が対応を決めることになる。18日付G1サイト(2)によると、ポルト・ド・アス社はリオ州内の事務所2カ所を男子のW杯同様に飾り、スポーツくじなども導入する。プリモ・ロジスチカ社も性差別排除のため、男子のW杯同様の対応をとるという。
 パゲ・メノス社も男子の大会同様、事務所では勤務時間を変更、配送センターや物理店舗では観戦用の機材を配する。メディシステムス社は大型スクリーンを設け、観戦会を開催。観戦時間の埋め合わせも不要だ。
 ブラジル代表の試合は24日のパナマ戦がアデレードで8時から、29日のフランス戦はブリスベンで7時から、8月2日のジャマイカ戦はメルボルンで7時からとなっている。
 ブラジルの女子代表は2007年大会の準優勝が最高で優勝経験はない。19日付UOLサイト(3)によると、下馬評では世界ランキング上位の米国を筆頭に、ドイツ、スウェーデンが優勝候補となっているが、ブラジルも台風の目となり得る力があるという。

最新記事