ゴイアス州プラナルチーナ市で17日朝、39歳の男がトマトソースとロープを使って自殺に見せかけた写真をSNSで送り付け、恋人を動揺させようとしたとして現行犯逮捕された。18日付けテラサイト(1)が報じている。
2人は4カ月前から交際していたが、男の過度な嫉妬心を理由に、女性は関係を解消しようとしていた。16日、2人が嫉妬からバーで口論になった際、被害者がその場を立ち去ろうとしたところ、男がナイフを手に彼女を追いかけた。
彼女が男を説得して自宅に連れていき、その日はなんとか難を逃れた。だが翌朝、買い物に行くと告げ女性が外出。容疑者は彼女の後をつけたが、彼女は警察署に駆け込み、被害届を提出。一部始終を報告した。
警察当局が容疑者の父親宅に向かったところ、男性は顔にトマトソースを塗り、天井から首吊り用のロープを吊るしていたのを発見した。男による自作自演で、その状況を写真に撮って恋人に送り、警察に通報しないよう脅迫していたという。
調べによると、男は日頃からは感情的になることが多く、被害者へのストーカー行為も確認され、精神的DVも日常的に加えられていたと見ている。
市警は、容疑者はゴイアス州で2回、ブラジリア連邦直轄区で1回、家庭内暴力での前科があることを明らかにしている。