「何もかも同じ」――トカンチンス州都パルマス市で１５日、双子同士の二組の合同結婚式が行われたと、１９日付けのテラサイト（１）が報じている。２０歳の双子の姉妹は、同じ双子である２３歳の兄弟と籍を入れ、同じ髪型でまったく同一の衣装を着て、結婚式を一緒に行うことにした。
４人は２０１８年に通っていた教会で出会ったが、ロマンスが芽生えたのはそれから数年後のことだった。最初に恋に落ちたのは、ケリアーネ・マルケスさんとマウリシオ・オリベイラさんのカップルだった。
最初、彼はケリアーネさんのドラムの先生で、周りは「双子同士の結婚がありえるかも」と冗談めかしくささやいていたが、当時は現実にそうなるとは思ってもいなかった。２１年に２人は交際を開始し、すぐに結婚を視野に入れた準備を始めた。
一方、ケリーさんとマルセロさんの方は、その頃はまだ挨拶程度の仲だったが、同じ集会に出席したことがきっかけで親密になり、距離を縮めていった。２２年に教会仲間からの強い勧めもあり、２人は交際を始めた。
結婚式では、姉妹、兄弟がそれぞれ全く同じ衣装で登場し、４人同時に祭壇にあがった。唯一違ったのは、マウリシオさんがかけていた度付きの眼鏡だった。これは交際当初、ケリアーネさんがボーイフレンドを見分けるためのたった一つのアイテムだったとのこと。
二組の双子は人生の経験を分かち合ってきたが、今度は結婚の幸せを分かち合うこととなった。もしかして「妊娠も一緒では？」とのコメントも記事中には書かれている。また万が一、不幸せが起きた時はどうなのか。これからの４人の行く末に、否が応でも注目が集まっている。
