話題の人工知能(AI)ChatGPTが、ワッツアップから直接に使えるサービスがブラジルで始まった。使い方は簡単、ワッツアップの「新規連絡先」の名前に「LuzIA」と電話番号(11・97255・3036)を登録するだけ。これは、米国のOpenAI社が開発した、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスだ。24日付けムンドコネクタードサイトなど(1)(2)が報じた。
まるで、人間とやり取りするのと同じように、ワッツアップでAIとメッセージ交換ができる。19日にブラジルでサービスが始まったのは、3月にスペインで開発された「LuzIA」だが、実は「日本語で会話したい」と書き込むと、日本語でのやり取りも可能。名前の最後が「IA」になっているのは、ポルトガル語のInteligência Artificial(人工知能)の頭文字から。
ブラジルでは女性の名前である「Luzia」よりも「Luiza」の方が一般的なため、19日にリリースされて以来、グーグル検索で「Sou Luiza(私はルイーザです)」の検索数が急激に増加したニュースも。マガジネ・ルイーザという大手小売店チェーンのキャラクターもLuizaであるため、それと勘違いしている人が多数いるとも言われている。
ポ語の文章を貼り付けて「日本語に翻訳してください」と注文すれば、その場で自動翻訳するほか、音声のテキスト変換、画像生成なども可能。ブラジルはワッツアップユーザー数が世界で2番目に多い国であるため、ChatGPTユーザーが更に増えることが見込まれている。