2日、サッカーの女子W杯でブラジル代表(セレソン)はジャマイカとの試合を0―0で引き分けた。この結果、セレソンは決勝リーグに進めず脱落した。2日付UOLサイト(1)やアジェンシア・ブラジル(2)などが報じている。
試合前の時点でセレソンはグループリーグF組で1勝1敗の勝点3で3位。ジャマイカは1勝1分、勝点4で2位。決勝トーナメント進出のためには、セレソンはこの日のメルボルンでの対ジャマイカ戦に勝利しなければならなかった。
そうしたこともありセレソンは、前2試合に途中出場だったエース、マルタをデビーニャとの2トップで先発出場させ、必勝態勢で臨んだ。
セレソンは前半から果敢に攻め、4分にはマルタがゴール左隅にシュート。だが、キーパーの好捕にあった。試合のペースは完全にセレソンが握り、次々とシュートを繰り出すものの、相手キーパーのスペンサーの美技と、マークが甘くなったところでの絶好のシュート・チャンスを次々と枠外に外すなどのセレソンの拙攻でなかなかゴールが割れなかった。
結局、ジャマイカのわずか3本のシュートに対し18本、ボール占有率73%だったセレソンはゴールを奪えず、0―0で引き分けて、脱落が決定した。
女子セレソンが決勝Tに進めなかったのは1995年大会以来、通算3度目となる。
今年37歳、6大会連続出場だったマルタは今回が最後のW杯となる。2日付フォーリャ紙(3)も報じているように、試合後は、マルタを温存し続けたスウェーデン人のピア・スンドハーゲ監督に批判が集まっていた。