発泡スチロール箱から男性遺体=1カ月で3件目、怯える住民

中から遺体が見つかったクーラーボックス(7月30日付テラサイトの記事の一部)
中から遺体が見つかったクーラーボックス(7月30日付テラサイトの記事の一部)

 7月30日、ブラジル北東部バイーア州都サルバドール市の観光名所として有名な海水浴場ポルト・ダ・バーラで、ココナッツなどを冷やす発泡スチロール製のクーラーボックスの中から男性の遺体が発見された。サルバドール市で起きたこの種の事件は、1カ月で3件目を数える。31日付G1サイトなど(1)(2)が報じている。
 同海水浴場はバーハ地区に位置し、トード・オス・サントス湾の入り口、ポルトガル植民地時代の軍事要塞のすぐ横に広がる。観光客にも地元の人々にも人気のある場所の一つだ。そこに置かれていた、氷と一緒にココナッツやビールを入れて冷やす大型のクーラーボックスの中から遺体が発見された。
 警察の捜査では、遺体の身元がウジエル・シルバ・ダ・オーラさん(39)と判明した。彼はすでに窃盗と横領の罪で前科があり、地元住民によると被害者は現場付近で物品を売っていたことで知られていた。容疑者1人が逮捕され、もう1人が警察によって特定された。
 3件もの類似した事件が立て続けに起こり、市内住民を怯えさせている。まず6月29日、同市シダーデ・バイシャ地区にあるアグア・デ・メニーノスで、桶の中から男性の遺体が発見された。現時点でも犯人は特定されていない。犯人と犯行の動機については調査中である。
 その4日後の7月3日、同市アントニオ・カルロス・マガリャイス大通りのゴミ箱から別の遺体が発見された。被害者の遺体はビニール袋に押し込められていた。この事件の犯人や犯行の動機についても、詳細はまだ明らかになっていない。

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