海上自衛隊=8年ぶりにリオ寄港=練習艦隊、13日に

練習艦「かしま」(Wikimedia Commons)

 海上自衛隊が行う「令和5年度海上自衛隊遠洋練習航海」の一環で13~17日、海上自衛隊員約560人の乗艦する練習艦隊がリオ・デ・ジャネイロ市に寄港する。リオへの寄港は8年ぶりとなる。
 同練習航海は、海上自衛隊幹部候補生学校を卒業した実習幹部に、長期の洋上生活を通じて部隊勤務に必要な基礎知識を習得させ、訪問国との友好親善活動を通じて国際感覚を培うことを目的に、1957年から行われている。今年で67回目。
 今回は5月25日から10月20日までの149日間で、米国、カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジル、コロンビアを巡る。総航程は約5万2400kmとなる。
 練習艦「かしま」と「はたかぜ」からなる練習艦隊は、司令官の今野泰樹(こんの・やすしげ)海将補に率いられ、船員には第73期一般幹部候補生課程修了者約160人(うち女性約20人)が含まれる。
 リオ寄港中の13日は、リオ・デ・ジャネイロ海軍基地で入港歓迎行事歓迎式典が催され、日系団体及び練習艦隊代表による挨拶、花束贈呈などが行われる。
 14日は第2次世界大戦戦没者慰霊碑で、ブラジル海軍及び練習艦隊代表者による献花。15日はジョゼー・マリア・デ・ブリト・リオ州立学校で練習艦隊隊員による武道実演、音楽隊による演奏、同校生徒との交流事業が行われる。
 16日はホシーニャ・スポーツクラブで、音楽隊による演奏、同クラブ主催社会プロジェクト参加者との交流事業が行われる予定。
 ブラジルではリオの他、レシフェにも寄港予定。

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