24年度研修参加者を募集=伯日交流協会、31日まで

 ブラジルの非営利法人「ブラジル日本交流協会」(神戸保会長)が2024年度研修生募集を開始した。応募締め切りは8月31日まで。
 同協会は日本の青少年を対象にブラジルでの研修留学プログラムの提供を行っている。研修事業は日伯両国並びに広く人類社会に貢献できる人材の育成を目的とする。活動趣旨に賛同するブラジルの企業、団体が研修引受先となり、研修生は引受先団体の下で1年間の研修生活を送る。日本の旧社団法人「日本ブラジル交流協会」を前身とし、1981年の事業開始以来、800人以上が同制度で研修を行った。
 研修引受先は日系進出企業やブラジル企業、教育機関、公益団体が主で、22年度は日系企業のヤマト商事、HOSS建設、郵船ロジスティクス社、日系学校のアルモニア学園、ピラール・ド・スール日本語学校が研修引受先となった。23年度はヤマト商事で1人が研修中だ。

23年3月に行われた「ブラジル日本交流協会22年度研修生帰国前報告会」に参加した同協会関係者ら

 24年度の派遣人数は5人程度の予定。
 応募資格は2024年4月1日時点で満18歳に達している者、高等学校卒業もしくはそれと同等以上の学力を有する者、ブラジル長期滞在に支障がある疾患や持病を持たない者、犯罪歴がない者、協会が開催する募集説明会に参加できる者となっている。
 研修参加費として90万円が必要。
 研修期間中は、住居、食事、研修先までの交通費など生活に必要な費用が支給される。
 研修事業の詳細については同協会サイト(1)から確認できる。配信サイト「note」(2)や動画サイト「Youtube」(3)では研修生による研修生活紹介が行われている。
 研修参加希望者は同協会サイト問い合わせフォーム(4)、各種SNSなどから申し込みを行う。申し込み後、説明会、面談選考を受けて、研修候補生となり、協会が提供するポルトガル語やブラジル生活に必要な知識の講習を受け、協会サポートの下、ビザ手配などを行う。事前準備の完了をもって研修生となり、24年4月にブラジルへ渡る。ブラジル到着後は、現地スタッフによる研修オリエンテーションを受け、各自の研修先へ派遣され、25年3月まで研修生活を送る。

(1)http://anbi2009.org/

(2)https://note.com/anbi_br_jpn/n/n51bf87887c47

(3)https://youtu.be/nxjvx14j39E

(4)https://www.chatwork.com/#!rid255267062

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