アチバイア花と苺祭り1日から=苺スイーツ、花展示、シンポも

花と苺祭りの名物、豪華な菊人形(公式サイトより)

 アチバイア・オルトランジア協会(吉田ネルソン高男会長)とアチバイア市による「第41回花と苺祭り」が9月1日からサンパウロ州アチバイア市のエドムンド・ザノニ市立公園(Av. Horacio Neto, 1030)で開催される。
 開催期間は1日から24日までの金土日曜日と祝日。
 アチバイア市は花と苺の名産地として知られている。花の生産量は全国生産の約25%を占める。苺は市内で約300万株が栽培され、その収穫量と品質の高さから同市は「苺の都」との呼び声が高い。
 同祭案内のため、編集部を訪れた吉田会長とエミル・オノ・アチバイア市長によれば、来場者数は例年約12万に達し、サンパウロ州でも4番目に大きなイベントになっているという。
 同祭では同市産の花や苺、苺を使ったパステルやメレンゲ菓子などが販売される。吉田会長は「毎年苺を使った新しい料理を提供するのが楽しみの一つ。アチバイア伝統のイチゴジュースもぜひ飲んでほしい」と話した。
 展示会場には、今年の同祭テーマ「平和」を表現した1千本以上の花を使った作品が飾られる。
 ステージでは和太鼓や阿波踊り、盆踊りなどの日本伝統芸能のほか、ドイツやロシア、ポルトガル、クロアチア、ボリビア、アラブなど9カ国の伝統芸能が披露される。

編集部を訪れた吉田会長とエミル市長(左から)

 第10回全国苺シンポジウムも行われる。同シンポジウムはイチゴ業界の主要イベントの一つで、サンパウロ州で開催されるのは今回が初めて。ブラジル全国から苺生産者や研究者など苺生産に携わる関係者が出席し、講演やパネルディスカッションを行う。
 入場料は土日44レアル、金曜日は22レ。学生、60歳以上の高齢者は22レ。問い合わせは同祭実行委員会ワッツアップ(11・96570・6147)または電話(0800・055・5979)まで。

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