「ファウストン」の愛称で知られる有名司会者のファウスト・コレア・ダ・シルヴァ氏(73)の健康状態が悪化し、心臓移植が必要となったと21日付テラ・サイトなど(1)(2)が報じた。心不全の治療のため、5日からサンパウロ市のアルベルト・アインシュタイン病院に入院している。
臓器移植を受けるには保険省が管理する統一医療保健システム(SUS)の待機リストに登録する必要がある。彼のように10億レアル以上の莫大な富があっても、大人しく列に並んで順番を待つ必要がある。
保健省の国立移植システム(SNT)のデータによれば、ブラジル内には386人もの患者がファウストンのように心臓移植を待っている。角膜、肝臓、腎臓などのすべての臓器を考慮すると、6万5911人が移植待機リストに名前を連ねている。そのうち54%が男性で、46%が女性だ。
血液型などのドナーの適合性や症例の深刻さなど、明確に定義された基準とプロセスに基づいて統括され、多くの資産を持っていようが、生命保険に加入していようが優先されることはない。
同氏の容態について、現在透析中であり、心臓のポンプ機能をサポートするために投薬を続けていると病院は説明した。
19日、彼の息子のジョアン・ギリェルメ・シルヴァのSNSに動画で登場し、病院の一室からファンに祈りを求めた。「人生における物事への備えはできており、すべては天に任せた」とも述べている。以前のふくよかな体型は見る影もなく、激痩せした姿がファンを驚かせた。
8月16日時点で、今年はすでに1万1264件の移植が行われており、2022年は合計で1万6733件の移植が実施された。