サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)傘下の日伯友好病院の隣接地に新しくMRI検査室が完成し、10日午前11時からサンパウロ市パルケ・ノボ・ムンド区の同検査室(Rua Soldado Joao Pereira da Silva, 272)でお披露目式が行われた。
式には税田会長、与儀昭雄評議員会長、菊地義治名誉会長、岡本セルジオ院長や援協役員をはじめ、同病院関係者など約40人が出席した。
MRI検査室には、「ブラジルに2台しかない」(援協役員)というMRI検査装置をはじめ、血糖値等の各種検査室や検体採取室、麻酔回復室なども完備されている。
お披露目式で税田会長は検査室の完成により、日伯友好病院が健康面、安全面、技術面でのさらなる質の向上が望まれるとし、今後も日本の「おもてなし」と「親切心」をもって応対していく必要性を説いた。
岡本院長は「最新の技術が導入されたことで、受診者へのより良いサービスが提供できるようになる。新しい検査施設をつくっていただいた援協の理事をはじめ、すべての関係者に感謝申し上げたい」とあいさつした。
MRI検査室入口付近で記念プレートの除幕が行われた後、出席した関係者は検査室内を見て回った。
また、この日はMRI検査室と同じ通りに新設された病院職員の休憩室と、病院専用の救急車のお披露目も行われた。