イペランジアホーム=イペ祭、3年ぶりに開催=設立40周年記念式典も

三島施設長、中田運営委員長、鈴木事務局次長(左から)

 日伯福祉援護協会(税田パウロ清七会長)は9月17日午前10時、サンパウロ州スザノ市にある同協会傘下の高齢者福祉施設「イペランジアホーム」(Estrada do Tani, 751, Vila Ipelândia)にて、「第36回イペ祭」を開催する。
 イペ祭は、コロナ禍の影響により3年ぶりの開催となる。入場無料だが、1キロ程度の食糧品の寄付を呼びかけている。寄付品はスザノ市に寄贈され、貧困者支援に使用される。
 祭り会場のフードコートでは、同ホーム自慢の焼きそばやうどん、炭火を使った焼き魚が味わえる。売り上げ金は同ホーム入居者の食費や外出費用などに充てられる。
 今年は同ホーム設立40周年の節目でもあり、同ホームの運営に貢献した従業員やボランティアに感謝状授与を行う記念式典も実施される。受賞者の中には30年以上も食料などの寄付を行ってきた者もいるという。
 長年にわたって同ホームの運営を支援してきた日本財団を代表して尾形武寿理事長へも感謝状が贈られる。尾形理事長は同式典参加のためにブラジルを訪問。また、15日午後7時には尾形氏の同ホームへの貢献を称え、スザノ市議会で同氏に対する名誉市民賞授与式も行われる。文協国士館も訪問する予定。
 イベント告知のため、編集部を訪れたイペランジアホームの中田和夫理事長兼運営委員長、三島勝彦セルジオ施設長、鈴木昌則アドリアーノ事務局次長は「今年3月に開催したダリア祭には多くの方にご来場いただいたので、イペ祭りにも多くの方々が来てくださることを期待しています」と来場を呼びかけた。
 サンパウロ市からの参加者向けにリベルダーデから送迎バスが出る。料金は一人往復50レアルで、事前予約が必要。予約および送迎バスの詳細については、担当(11・3274・6518)まで。

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