ブラジル鹿児島県人会(文岡セルジオ正樹会長)が8月6日に開催した「ブラジル鹿児島県人移民115周年およびブラジル鹿児島県人会創立110周年記念式典」に合わせてブラジル訪問した塩田康一知事ら母県からの慶祝団38人が、式典前日の5日にサンパウロ市イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑を参拝した。
当日は、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、市川利雄会長)の市川会長や谷口ジョゼ副会長も参加。谷口副会長からブラジル日系社会の歴史や慰霊碑建立の逸話などが説明された。慶祝団一行は献花と記帳を行った。塩田県知事は「激動の時代に日本からブラジルへ渡った先人の方々の苦労と努力は計り知れないもの。心から敬意を表し、ご冥福をお祈りいたします」と述べた。
慰霊碑参拝後、一行はブラジル文化福祉協会内の移民史料館を見学し、元県費留学生および技術研修生との昼食会に参加した。