日本サッカー界のスーパースター・三浦知良(かずよし)の実父・納谷宣雄(のぶお)さんが8日、静岡県で亡くなったと連絡が入った。満81歳。
日本時間11日午後4時半から、静岡市のあいネットホール新川(静岡市駿河区新川2丁目5―45)で近親者のみで通夜、その後、午後6時から一般弔問、焼香案内のみが行われる予定。葬儀は翌12日午前9時から。喪主は三浦泰年さん。
納谷さんは1970年代に静岡市内で日本初のサッカー専門スポーツ店を経営。83年に日伯フッチボール協会を設立し、80~90年代にかけて、日本から伯国にサッカー留学生を多数送り込んだ。
80年代にはサンパウロ州サッカー連盟の国際関係理事にも就任し、ブラジルにサッカー武者修行に来た息子カズを後押しした。カズはキンゼ・デ・ジャウーとプロ契約し、初ゴールを決め、そこから当地での活躍が始まった。
最盛期の90年代初頭には聖州、パラナ州、サンタカタリーナ州の23クラブで、プロサッカー選手を夢見る約170人の日本人青年らを武者修行させ、日伯サッカー交流に貢献をした。
2000年代にも当地進出に関心がある日本の中小企業経営者を連れて、たびたび現地案内を行っていた。