リベルダーデGeek文化祭り=舞台に問題起き当協会が謝罪

 サンパウロ市リベルダーデ広場で17日に開催された「第1回リベルダーデGeek(オタク)文化祭り」では昼頃、市が手配した業者の組んだ仮設舞台の端の部分が、リベルダーデ広場中央に設置されている黒人サンビスタのデオリンダ・マドレ像の一部を覆い隠しており、数人から「黒人文化への敬意を欠く」との苦情が訴えられた。これを受け、急きょ舞台が解体され、コスプレコンテストの会場などが東洋会館に移された。
 これに関し当協会は翌18日、次の謝罪文を公開した。《―マドリンニャ・エウニセとして敬愛されるサンビスタ・黒人活動家デオリンダ・マドレ氏の像のすぐそばに仮設舞台が設営されたことは、不適当で敬意を欠くものだった。
 この仮設舞台は、サンパウロ市役所が委託した会社の責任であり、当協会は黒人コミュニティの輝かしい人物の記憶に関する不敬の意図は一切なかったことを改めて強調する。苦情を受け、市役所自体の迅速な判断によって、すぐに舞台は解体された。
 マドリンニャ・エウニセ崇拝者やその家族、黒人コミュニティなど、この件で不愉快な思いをされたすべての皆さんに心からの謝罪を申し上げます》
 市役所や当協会と黒人コミュニティ代表が今週会議を開き、相互理解と意思疎通を深めると共に、再発防止の取り組みなどを確認する予定。

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