曹洞宗南米別院佛心寺は16日から24日、7都市8カ所を巡る『巡回法話』を行った。特派布教師として青森市清凉寺住職の柿崎宏隆邦住職・特派布教師(46、青森)がブラジル訪問をした。
同寺による巡回法話は3年ぶりの実施。16日にサンパウロ市佛心寺、17日にサンパウロ州モジ市禅源寺、19日にパラグアイ・イグアス拓恩寺、20日にサンパウロ州ヴァルパライゾ市、21日にサンパウロ州バウル市、22日にサンパウロ州ブラガンサ・パウリスタ市大観寺、23日にサンパウロ市天隋禅寺、24日にパラナ州ローランジャ市佛心寺を巡った。
15日に編集部を訪れた柿崎住職は「日本で座禅をする人が減ってきている中、南米では禅がどのような形で生き続けているのか見てみたい。帰国後、南米の人がどのような姿をしていたのか日本の方に伝えたい」と語った。
柿崎住職はカンボジアやラオスなど日本から近い東南アジアへの派遣経験はあるものの、南米での活動は初めてだという。22日、柿崎住職に今日までの感想を聞くと、「巡回法話を通じて、いかに自分が狭いところにいるのかがわかりました」と語った。