世界の富豪トップ5に名を連ねる投資家のウォーレン・バフェット氏が、最近1750機のビジネスジェットを購入し、その内の250機はブラジルのエンブラエル社製ビジネスジェット(企業や富裕者が所有する数人から十数人程度を定員とする小型ジェット機)であったと25日付けジョーベン・パンなど(1)(2)(3)(4)が報じている。残りの1500機はアメリカの航空機メーカーであるセスナ社であった。
これらの航空機は、バークシャー・ハサウェイ傘下のネットジェッツ社のサービスに組み込まれ、世界最大のプライベートジェットのリースサービスを展開する。さらに、同社は150台のドローンの発注も行っており、大規模な航空産業への投資により、航空業界は大きな変革を迎える可能性があることを示唆している。
エンブラエルとネットジェッツの提携は2010年から実現していたが、この度のジェット機モデル「Preator 500」の購入により、さらなるパートナーシップの拡大が見込まれる。25年に250機が導入予定だ。
また、テクストロン・アビエーション傘下のセスナ社とネットジェッツ社は、今後15年で最大1500機のビジネスジェット「シテーションシリーズ」を取得できる契約を締結し、既存の提携関係を拡大した。「シテーションシリーズ」は同市場で高い評価を受けている。
これらの動きは、ビジネスジェット分野における重要な変化を示し、エンブラエルの市場における需要拡大が見込まれ、セスナ社とどう競合するかも注目されると報じられた。