上院=最高裁に真っ向から対決=先住民土地争議問題で=大統領の拒否権行使は必至

27日の最高裁大法廷(Carlos Moura/SCO/STF)
27日の最高裁大法廷(Carlos Moura/SCO/STF)

 【既報関連】上院は27日、最高裁が先に下した判決に真っ向から対決する法案をあえて承認した。最高裁は27日、先住民保護区の制定は現行憲法公布日の1988年10月5日に所有していた土地または当時法的係争中の土地に対してのみ認めると規定するマルコ・テンポラル(タイムライン)に基づく判決は違憲とした21日の判断を受け、善意の居住者への補償を定義した。だが、農業界の反発などを受け、上院は同日、マルコ・テンポラル法案を承認。先住民居住地を巡る問題は大統領による裁可まで持ち越された。

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