セアラ州にヌーディストビーチか=地元自治体はいまだ未検討

バラ・ド・カウィペ・ビーチ(27日付けジアリオ・ド・ノルデステ・サイトの記事の一部)
バラ・ド・カウィペ・ビーチ(27日付けジアリオ・ド・ノルデステ・サイトの記事の一部)

 北東伯セアラ州都フォルタレーザ大都市圏にあるカウカイア市の国際的観光地バラ・ド・カウィペ・ビーチを、ヌーディストビーチ(Praia de naturismo)化する計画が持ち上がっている。セアラ自然主義協会(Anace)が提案するこのプロジェクトは、衣服を付ける必要がなく、開放的で自然と一体化できるビーチを作り、観光客誘致による雇用と経済効果を生み出す可能性があるとみている。27日付けジアリオ・ド・ノルデステ(1)(2)が報じている。
 現在国内に8カ所のヌーディストビーチがあり、うち2カ所がノルデステ(北東部)にあるが、セアラ州にはない。
 セアラ自然主義協会代表者のエヴァンドロ・クルス氏によると、他州や国からセアラ州を訪れる観光客に需要があるとし、「セアラの地理的な広がりから言えば、この種のビーチが一つは必要だ」と説明する。
 同協会は1月頃からエリアの規模を調査し、プロジェクトデザイナーや測量士、地域住民らと協力して企画してきた。先住民などを含む24の近隣コミュニティが関与し、雇用と経済効果が生まれる可能性を示唆している。
 「非常にプライベートな空間となるため一筋縄ではいかない。地域住民を巻き込み、よく調べた上でプロジェクトを進めている。インフラ、飲食販売、キャンプスペース、警備の配置など全てを合法的、組織的に行うつもり」とエヴァンドロ氏は説明する。
 一方で、このプロジェクト実現のためには、地元市役所と市議会の認可が必要だ。だが、自治体ではこの計画の議論や検討すら行われておらず、実現の可否はまだ不透明だ。
 全国自然主義連盟(FBrN)によれば、自然主義とは「より自然で健康的な生き方を促進し、環境への配慮、心身の健康、食事に関心を向ける」ことだという。開放的な生活を大切にし、自己の身体を受け入れ、何よりも環境への敬意を払うことに自然主義の実践があるのだと説明している。
 国内の同種ビーチは次の8カ所。Praia do Pinho(サンタカタリーナ州、国内初1988年から)/→Praia de Pedras Altas(同州)/Praia da Galheta(同州)/Praia de Barra Seca(エスピリットサント州)/Praia Olho de Boi(リオ州)/→Praia do Abricó(リオ州)/Praia de Tambaba,(パライバ州)/Praia de Massarandupió(バイーア州)

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