サンパウロ市のサンパウロ市文化センターで9月21日に行われたクリス・テックス監督の『WIND PRINCESS』上映会では、同監督作品の『SAYONARA』も上映された。
『SAYONARA』は、とある事件に巻き込まれて殺されてしまったパートナーのために復讐を行う女性の物語。「日常の中の女性」がテーマだが「アジア系への差別に問題意識を持っていて、作品にはそれに対するメッセージも込めている」という。
同作品はクリス監督のYoutubeチャンネル(https://www.youtube.com/@Chris0Tex)で公開されている。暴力的なシーンもあるため苦手な人は注意。
クリス監督の作品にはどれも観客を引き込む力がある。今後、ブラジル映画界をけん引する人物になって欲しいところだ。(莉)