イボベスパ指数は水曜日(4日)、113,607ポイントで0.17%上昇し、10月初のグリーン・セッションで取引を終えた。この日は、マクロ経済データが予想よりも弱い結果となった後、米国のイールドカーブ上の救済によってマークされた。
「今日、9月のADP調査(雇用統計)は予想を下回る結果となった。CNPIのアナリストでEscola de Investimentosの共同設立者であるRodrigo Cohenは、「予想では15万3000人だった雇用創出が8万9000人となり、株式市場に安心感を与えました」と説明する。
ニューヨークでは、アメリカ経済が減速しているとの見方から、ここ数日の上昇の後、少し調整が入り、10年物国債利回りは7.3ベーシスポイント低下の4.729%、2年物国債利回りは9.8ポイント低下の5.05%となった。
リスク資産も一息ついた。ダウ平均は0.39%、S&P500は0.81%、ナスダックは1.35%それぞれ上昇した。
「今日の米金利急低下は市場に安堵感をもたらした。株式市場はまちまちのまま引けたからだ。ここブラジルでは、上昇はわずかで、アメリカの株式市場の上昇に追随した」と、ブルサイド・キャピタルのCIO、Marco Pradoは説明する。
両専門家とも、投資家は金曜日の9月雇用統計の発表を待っていると述べている。
ブラジルのイールドカーブは米国に追随した。2024年物のDIは2.2ベーシス・ポイント低下の12.24%、2025年物は17.5ポイント低下の11%だった。 2027年物の金利は19ポイント低下の11.11%、2029年物は17ポイント低下の11.60%だった。2031年物のDIは15ポイント低下の11.87%だった。
Ibovespaの上昇では、レバレッジの高い企業、国内市場に連動する企業、成長企業が目立った。 CVC(CVCB3)の普通株は7.53%、Ydqus(YDUQ3)の普通株は7.61%、Locaweb(LWSA3)の普通株は7.19%上昇した。
しかし、指数の反対側でIbovespaを支えていたのは石油会社であった。例えばペトロブラスの普通株と優先株(PETR3;PETR4)は、ブレント原油が5.20%下落し、1バレル86.19米ドルで取引されたことを受けて、それぞれ3.02%と3.97%下落した。
「ここ数カ月、原油は大きく上昇してきたが、今日はテクニカル的に重要な調整が行われ、急落している。その結果、ペトロブラスは今日下落した」とコーエンは言う。
「一方、イールドカーブの緩和は、数回の上昇の後、修正的な動きとなっており、小売、テクノロジー、消費者セクターの上昇に寄与している」とEscola de Investimentosの専門家は結論づける。
国債の下落に伴い、ドルは世界的に強さを失い、他の先進国に対するアメリカの通貨の強さを測る指数であるDXYは、0.26%下落し106.72ポイントとなった。対ブラジル・レアルでは、ドルは売り買いともに0.03%下落し、5.153レアルとなった。