在サンパウロウクライナ名誉領事のジョルジ・リビカさんは、ブラジル日本文化福祉協会が9月23~24日にサンパウロ市の同協会ビルで開催した「第50回国際民族舞踊大会」にウクライナ系団体「Kyiv」のメンバーとして出演した。リビカさんは同大会に初回から参加し、足を怪我した時を除いて、計49回出演している。「民族舞踊大会は僕たち移民の子孫にとって、とても大事なイベントだ」と話す。
ジョルジさんの祖父母は東西冷戦時代、ロシアから遠いことを理由にブラジルに移住した。
ジョルジさんは現在の祖国の状況について「国から離れたくないと言って住み続けている親戚や、難民としてブラジルに来たけど、やっぱり家に帰りたいと言って戻った人もいる。できるかぎりの支援はしているけど、やっぱり今の状況は悲しく思うよ」と語った。(莉)