27歳億万長者が豪華結婚式=ゲイツ氏招いて世界遺産の島で

若きBrex創業者のエンリケ・ドゥブグラス氏(フェイスブックより)
若きBrex創業者のエンリケ・ドゥブグラス氏(フェイスブックより)

 ブラジル人の若きビリオネア(資産10億ドルの億万長者)であるエンリケ・ドゥブグラス氏(27)が結婚式のために、北東部ペルナンブコ州の観光名所、世界遺産の島フェルナンド・デ・ノローニャの一部を10日間以上閉鎖して貸し切りにすることが明らかになった。式は7日、約600人の招待客と盛大に開催され、セレブ達も集結すると5日付テラサイトなど(1)(2)(3)が報じている。
 ここは同州都レシフェから北東へ5650キロの大西洋に浮かぶ美しい島で、世界自然遺産に登録されている。南米で最も美しい海岸と透明度の高い海、サンゴ礁があり新婚旅行のメッカ。食事もホテルも入島税も高く、国内では欧米旅行よりも旅費がかかる島として有名だ。
 コンピューター科学者のラウラ・フィウザさんとの結婚イベントの費用は、1千万レアル(約2億9千万円)以上とされ、マイクロソフトの創設者ビル・ゲイツ氏も招待客に名を連ねる。国際的ロック・バンドの「マルーン5」や大人気伯人DJの「アロック」も参加する。
 報道によると、新郎新婦の親族や友人約600人をもてなすために、同島の数軒の高級ロッジやバーを貸し切り、観光用ボートも手配している。
 ただし、友人であるビル・ゲイツ氏の出席については、島の空港滑走路に問題があり、ジェット機の受け入れが禁止されているため、未確定のままだという。
 一方で、他のゲストはヘリコプターで現地入りしており、数機のアズール航空便がチャーターされたことも明らかになっている。そのうちの一つは、結婚式で使用される花を運ぶためだけに使用されるのだとか。
 同島で行われる結婚式としては過去最大級とされ、式場となるノローニャ要塞の関係者ら約300人と秘密保持契約を結んでおり、当日はエリア内での携帯電話やドローンの使用を禁止する。
 結婚式は週末だけだが、すでに閉鎖されている観光スポットもあり、この状況に驚いた観光客がインスタグラムで「こんな急に通知はひどい。お金があればなんでも許されるのか?」と苦情を書き込んだ。
 弊紙4月7日付記事でも紹介したように、エンリケ氏はクレジットカードの米国スタートアップ企業「ブレックス(Brex)」の創業者で共同CEOだ。現地経済誌「フォーブス」の2022年の億万長者リストに僅か26歳で名を連ね、セレブの仲間入りを果たした。同氏の純資産は約15億ドル(約2250億円)と推定されており、彼の会社は業界トップクラスの巨大企業の一つとされている。
 彼は同じくブラジル人のペドロ・フランセスキ氏(25)と共同で経営に携わっており、今年1月、投資家らは同社を123億ドルとの高評価をつけた。

最新記事