日伯文化連盟事務局長のアントン・シノブ・イケガミさん(85歳・2世)が21日午後2時~5時、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会ビル別館2階(R. São Joaquim, 381)にて、『JAPÃO UMA VIAGEM -DA TRADIÇÃO À MODERNIDADE-(日本旅行記―伝統から現代へ)』の出版記念イベントを行う。
アントンさんは、高拓生移民の息子としてアマゾナス州パリンチス市で生まれた。幼少期をパラー州で過ごし、サンパウロ大学エンジニア学部を卒業。その後、エンジニアとして活躍し、現在は日伯文化連盟の事務局長を務めている。
2009年にアマゾン州に入植した高拓生についての書籍『A fibra e o sonho(ジュートと夢)』を刊行し、22年には『O menino da beira do rio(川沿いに住む男の子)』を出版した。
今回出版した『JAPÃO UMA VIAGEM -DA TRADIÇÃO À MODERNIDADE-(日本旅行記―伝統から現代へ)』は、アントンさんが日本を30日間巡って触れた、日本の歴史と人について著した。当日、同書を80レアルで販売する。アントンさんは「ぜひご来場ください」と呼びかけた。