2016年にカトリック教会からサンパウロ州ソロカバ市の大司教に任命され、日系伯人初の大司教となった赤嶺ジュリオさん(沖縄系3世)の伝記『Dom Julio Endi Akamine – Família, vida, obra(ドン・ジュリオ・エンジ・赤嶺―家族、人生、成果)』の出版記念会が13日(金)午後7時、サンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会館(R. Dr. Tomas de Lima, 72)で行われる。
赤嶺大司教はサンパウロ州ガルサ市生まれ。1972年にパラナ州のライーニャ・ダ・パス神学校で学び、最初の叙階(聖職者に任命されること)を受け、聖州で助祭職、パラナ州カンベ市で司祭を務めた。その後、95年にローマのグレゴリアン大学で神学の修士号、05年に同大で組織神学の博士号を取得。聖パウロ・アポストロ教会管区(パロチーノ会派)の元管区長を務めた。
11年、サンパウロ市大司教区が統括するラパ教会の補佐司教に日系人で初めて任命され、16年にサンパウロ州ソロカバ市の大司教に任命された。
日系カトリックコミュニティでは、人柄が良い人物と多くの人から親しまれている。
同書は9月22日に出版され、赤嶺大司教は「このように自分の経験を著書にする機会があることに感謝する」と述べている。
イベント詳細については担当(スミエ:11・3106・8823/ゲンカ・シダ:11・99609・1224)まで。